最近、おもしろいことを学びました。
とても役に立つのであなたにもシェアしたいと思いこの記事を書いています。
私が学んだのは、『ダニング・クルーガー効果』です。
ダニング・クルーガー効果を知ると、より鋭く自己分析ができるようになります。
鋭く自己分析ができると自分が次に何をすればいいかハッキリとわかります。
なので、現在何かの目標を持ってがんばっている人には特に役立ちます。
私自身、「もっと早くダニング・クルーガー効果を知りたかったなぁ~。」というのが率直な感想です。
色々な分野で応用できるので、ぜひお役立てください。
結論
- ダニング・クルーガー効果とは・・・「初心者は自分が優れていると錯覚する」現象
- 初心者は自分が優れていると錯覚してしまう
- 自分がダニングクルーガー効果にハマっていると自覚すること
- 挫折をしてもあきらめずに経験を積んでいくことが上達へのカギ
- 自分の状況を理解して戦略を立てれば目標達成に近づける
初心者がハマる罠!ダニング・クルーガー効果の説明(図説)
ダニング・クルーガー効果とは、「初心者は自分が優れていると錯覚する」現象のことです。
ダニングクルーガー効果は難しい言葉で説明すると認知バイアスの一種で、能力の低い人が実際よりも自分を高く評価してしまう現象を言います。
極端にいうと「できないのに、できると思い込む」ことです。
線グラフで説明します。

縦軸が、『自信』。横軸が、『経験・知識量』です。
黒い線が『自己評価』つまり「自分が思う自分の実力」です。
反対に、水色の線は『周囲の評価』です。
左側が初心者で、右側が上級者ということになります。
より詳しい図説がこちらです。

ダニング・クルーガー効果 各ブロックの説明
より深く理解するために各ブロックについて見ていきましょう。
まず、左上を見てみてください。

初心者の自信がやたらと高いことがわかります。
初心者は少しだけノウハウを学んだ直後、「自分は100%理解した!」と息巻いてしまいがちです。
ココのことを『馬鹿の山』と呼びます。
「中身のない自信を山ほど持ったバカ」ということですね(笑)
次に下を見てください。

初心者が自分の無知を知って、挫折しています。
経験を積めば積むほど、実は自分が何も知らないことや、周りのセンパイたちがいかに優秀であるかを身を持って痛感します。
ココのことを『絶望の谷』と呼びます。
これはもう見たまんまですね。絶望によって山から谷のどん底に落ちた様子を表しています。
次は右を見てください。

初心者が中級者になりました。
経験を積んで徐々に自信を持ちなおしています。
中級者は、周りの評価に比べて自信がないことがわかります。
ココのことを『啓蒙(けいもう)の坂』と呼びます。
むずかしい言葉ですが、ようするに「知識をつけるごとに自信が高まるステージ」です。
今度は右上を見てください。

中級者が上級者になりました。
上級者になってようやく自信と周囲の評価が同じ位置まで来ています。
ココのことを『継続の台地』と呼びます。
継続によって辿り着いた台地。つまり「ゴールに到着した」ということでしょう。
最後に、右上と左上を見比べてみてください。

初期の初心者と上級者の自信が同じです。
でも、経験・知識量は天と地ほどの差があります。
つまり、根拠のある自信と、根拠のない自信の差ですね。
根拠のない自信と言えば、ヤンキーも根拠のない自信でしたね。
初心者はダニング・クルーガー効果にハマり「自分ならできる」と錯覚してしまう
つまり、初心者は調子に乗りがちということがグラフから読み取れます。
なるほど納得。たしかに私も恋愛にチャレンジした頃は調子に乗っていました。臆病者なのに「やってみたらなんとかなるだろう!」の精神で恋愛にチャレンジしていました。
私の恋愛の場合
私は、高校生の頃まで恋愛は「全力を出せばうまくいくだろう!」と本気で思っていました。
なので、「高額なプレゼント渡したら好きな女の子に好きになってもらえる!」とか「たくさんアピールしたら好きになってもらえるだろう!」などと考えていて実際に行動を起こしていました。
結果すべて大失敗に終わりました^^
つまり、昔の私はダニング・クルーガー効果にみごとにハマり、大きな勘違いをしていたというわけです。
あなたは思い当たる節はないですか?
野球に例えると
野球でも同じですよね。
もし仮に、バッティングセンターでホームラン級のバッティングができるようになったとしましょう。
そうすると、「俺って野球の天才かも?」と、おもい上がってしまうでしょう。
しかし、実際の野球では打撃だけでなく守備もこなさなければいけません。走りも早くなければいけません。唯一自信のあった打撃も経験のある相手ピッチャーにもて遊ばれて終わるでしょう。
挫折をしてもあきらめずに経験を積んでいくことが上達へのカギ
あなたが今持っている夢や目標を達成したいなら、初心者から中級者になるために壁を破っていきましょう。
しかしながら、『絶望の谷』に落ちてしまいそのまま諦めてしまう人は多いです。
なので、もしあなたが何かの目標に向かって頑張ると決めてスタートしたとき、「もしかしてダニング・クルーガー効果にハマっていないか?」と一度振り返るのが良いと思います。
自分に期待し過ぎて『絶望の谷』に落ちないためには、謙虚に地道に活動していくことが大事です。
ダニング・クルーガー効果『継続の台地』へ到達するにはひたすら継続するしかない
もし挫折して、自分の実力のなさや周りとの実力の差を感じたら、ひたすら継続することが上達のカギになります。
しつこいくらい継続していればいつか中級者になれます。
なぜなら、もしイヤなことでも継続さえしていればそれなりに上手になれるからです。
例えば、学校の勉強や仕事でもイヤイヤでも毎日通っていれば、それなりに慣れてきてそれなりにできてしまうのと同じです。
中級者になれば安定感が出てきます。そのまま勉強を継続し改善をしていけば、いずれ上級者になれるでしょう。
ある日突然、「うまくなった!上級者になった!」ということは残念ながら起こりません。なので、地道にコツコツと継続して少しずつ曲線を上昇させていきましょう。
ダニング・クルーガー効果を使うと自分がやるべきことが見つかります
あなたは今、叶えたい夢や目標に対してどこの位置にいますか?

まずは自分がどこにいるかを確認しましょう。
- スタートできずに躊躇しているのか
- スタート地点に立てたのか
- バカの山に立っているのか
- 絶望の谷に落ちたのか
- 啓蒙の坂を登っているのか
自分がどこにいるかがわかれば、自分が「次に何をすればいいか」が見えてきます。
- スタートできないなら、スタートを踏む覚悟を決めないといけません。
- スタート地点に立てたなら、勉強して行動しないといけません。
- バカの山に立っているなら、一度周りの状況を見渡したほうがいいでしょう。
- 絶望の谷に落ちたなら、あきらめずに継続することに意識をしましょう。
- 啓蒙の坂を上がっているなら効率化を考えましょう。
初心者がハマりやすい『ダニング・クルーガー効果』まとめ&さいごに
最後にもう一度結論です。
- ダニング・クルーガー効果とは・・・「初心者は自分が優れていると錯覚する」現象
- 初心者は自分が優れていると錯覚してしまう
- 自分がダニングクルーガー効果にハマっていると自覚すること
- 挫折をしてもあきらめずに経験を積んでいくことが上達へのカギ
- 自分の状況を理解して戦略を立てれば目標達成に近づける
ダニング・クルーガー効果は超有用でした。目標に向かって頑張るすべての人に知ってもらいたい知識です。私は義務教育で教えるべきレベルの内容だと思っています。
あなたにも目標達成のためにぜひ活用してもらいたいです。あなたもダニング・クルーガー効果を自分の状況に当てはめてみてください。
特に初心者は要注意。「今自分は『バカの山』に登っているかも?」と疑ったほうがよいですね。そして、『絶望の谷』落ちたからといって、せっかくの夢や目標をあきらめたくないですね。
ダニング・クルーガー効果を使って自己分析ができたら、戦略を立て直してみましょう。私もダニング・クルーガー効果を利用してこれからもブログ活動を頑張りたいと思います。一緒に目標に向かってがんばりましょう!

謙虚で地道な継続こそが最強!
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